Q&A

EM研究機構に寄せられるよくあるご質問をご紹介します。

  1. EM技術を活用した食品残渣のリサイクルについて、教えてください。
    EM技術は自治体やご家庭において食品残渣の処理に使用されております。
    ある自治体では生ゴミ処理用の機械を導入しており、各家庭から出る生ゴミを生分解性のゴミ袋にて集め、機械にて堆肥化する過程で米ぬか、EM活性液を添加し、発酵の促進、生ゴミの消臭を行うことで良質な堆肥を作成しています。

    各家庭におきましては、生ごみ処理バケツをお使いいただくことで生ゴミの堆肥化が促進できます。
    生ゴミにEMボカシを混ぜて発酵させることで、各家庭から出る生ゴミを有用資源(肥料)として再利用可能です。
    詳細につきましては弊社ホームページにあります資料ダウンロードより「EM BOOK 2」をダウンロードください。
    https://www.emro.co.jp/download/
  2. 米のとぎ汁EM発酵液は、河川などに投入すると環境負荷になりませんか?
    豊富な栄養分を含む米のとぎ汁自体は、そのまま流せば汚染源にもなりますが、EMで発酵すると分解されやすくなり、微生物のエサとなります。その結果、河川中の生態系が多様化し自然浄化能力が高まることで、水質の浄化につながります。
  3. 水の浄化におけるEMの基本的な考え方・使い方を教えてください。
    EMを水処理に活用することの基本的な考え方は、EMを投入することにより、水中及び底質(ヘドロなどの堆積物)の微生物叢の改善、浄化関与生物の多様化や活性化を促進し、自然浄化力を高めることにあります。
    施用方法としては、EM活性液、米のとぎ汁EM発酵液の投入、EM固形資材(EMボカシ/EM団子など)を、浄化対象の水中・底質・流入源に施用します。その結果、悪臭の緩和、ヘドロ・汚泥の分解、水質改善、藻の過剰繁茂の抑制、河川・海の生態系回復などの効果が期待できます。
    *対象現場の具体的な施用方法については、EM研究機構までお問合せください。

    ・EM研究機構本社
    〒901-2311 沖縄県中頭郡北中城村字喜舎場1478
    TEL:098-935-0202/FAX:098-935-0205
    https://www.emro.co.jp/
    e-mail:info@emro.co.jp
  4. プールには塩素が入っているのでEMが死んでしまい、効果がなくなってしまいませんか。
    プールへのEM活用は遊泳期間中ではなく、オフシーズンの清掃に使用することをお勧めしております。オフシーズンには消毒が不要であるため、塩素は自然に無くなっていき、投入したEMに影響が出るようなことはありません。
    EMをプール清掃に使用するとプールの水が腐敗しにくくなったり、付着性の藻の繁殖が緩やかになりますので、塩素や洗剤を使用しなくても清掃が楽になります。
  5. EM活性液の持つBOD、COD、窒素、りんなどによって水域に負荷を与えることにより、水質が悪化しませんか?
    EMのもつこれらの成分は栄養塩類として流入負荷になるのではなく、EMおよびそれらが生成する酵素などにより微生物叢を改善し、自然浄化能力を促進するために使われます。ただし、対象現場の状況によってEMが栄養源として働く場合もありますので施用量や頻度の計画の検討が必要となります。使用する際はEMを低濃度からお試しください。

     
  6. EMでグリストラップを、キレイに浄化する力はありますか。
    グリストラップへEMを活用することで、槽内の害虫の抑制、悪臭の減少など、衛生環境が改善し油脂の分解が促され汚泥の減量が期待出来ます。
    上記の効果は、槽内の微生物環境が整うことで現れます。
    そのため、使用する量や期間などは、槽の容量や流入物などによって異なります。

    なお、実際のグリストラップへの活用では、効果を高めるために、EMボカシと併用される事例が多いようです。

     
  7. EMは、生物や生態系に悪影響をおよぼしませんか?
    EMは、乳酸菌や酵母菌など古くから発酵食品に利用されてきた安全な微生物を中心に構成され、アメリカ、EU、日本で毒性試験を行い、人畜や環境に対して無害であることが確認されています。
    また、EMは、有機JAS(日本農林規格・日本)、OMRI(アメリカ)、BIO-GRO(ニュージーランド)、OFDC(中国)など国内外の有機認証団体から有機農産物の資材として認定を受けていることも安全性を示すものと考えております。
  8. 水産・養殖へのEMの水質管理や病気対策など基本的な考え方・使い方を教えてください。
    EMを水産・養殖に活用することの基本的な考え方は、EMの施用により、水質汚染源である飼料の余剰物とそれらの堆積汚泥の分解を促進して水質を改善し、養殖生物の健全な生育のための環境整備をすることにあります。水質や水中微生物叢が改善されることから、養殖生物の体内外のストレスが軽減され、健全な生育が促進された結果、病気発生率の減少、収量・品質の向上、管理コスト減少、排水の環境浄化につながります。
    施用方法としては、水中や堆積汚泥へEM活性液の投入、EMセラミックスの水中やろ過循環器との併用、養殖魚の飼料へEMボカシを添加等があります。
    屋外での池干しの過程の場合は、EM活性液やEMボカシの施用により、底質の土壌改良を通して水質の微生物管理を行います。
    *対象現場の具体的な施用方法については、EM研究機構までお問合せください。

    ・EM研究機構本社
    〒901-2311 沖縄県中頭郡北中城村字喜舎場1478
    TEL:098-935-0202/FAX:098-935-0205
    https://www.emro.co.jp/
    e-mail:info@emro.co.jp
     
  9. 悪臭の出る施設(ゴミ処理場や有機資源堆肥化工場、畜舎など)におけるEMの基本的な考え方・使い方を教えてください。
    ゴミ処理場や有機資源堆肥化工場へのEM活用の基本的な考え方は、EMの施用により、腐敗菌優占の環境から有用菌優占の環境に微生物叢を改善することにあります。
    その結果、・施設内外環境改善(悪臭・衛生害虫減少)・堆肥の悪臭抑制、品質向上、ダイオキシンなど有害物質の発生源対策などの効果が期待できます。
    施用方法としては、悪臭対策には、EM活性液の散布、有機物堆肥化においては、EM活性液およびEMボカシの添加を基本とします。
    *対象現場の具体的な施用方法や事例情報については、EM研究機構までお問合せください。

    ・EM研究機構本社
    〒901-2311 沖縄県中頭郡北中城村字喜舎場1478
    TEL:098-935-0202/FAX:098-935-0205
    https://www.emro.co.jp/
    e-mail:info@emro.co.jp
  10. 畜産へのEMの基本的な考え方・使い方について教えてください。
    EMを畜産に活用することの基本的な考え方は、飼料、飲料水へのEM添加による家畜の腸内環境の改善や、畜舎へのEM散布により悪臭を軽減させる等、EM施用により家畜が健全に成育できる環境整備を行うことにあります。その結果、家畜が健全に成育し、畜産物の品質向上、衛生と病気発生率減少によるコスト削減、畜産廃棄物の有効利用が可能となります。
    個々の家畜・病害などの症状に関する対策や事例などについては、以下にお問い合わせください。

    ・公益財団法人 自然農法国際研究開発センター
    〒413-0006 静岡県熱海市桃山町16-3 桃山ビル1F
    TEL:0557(85) 2001 FAX:050(3730)5908
    e-mail:webmaster@infrc.or.jp
    URL :https://www.infrc.or.jp/
  11. EMセラミックス製品の詳細や販売先などの問合せ先を教えてください。
    以下までお問合せください。

    株式会社 EM生活
    〒465-0053 愛知県名古屋市名東区極楽5丁目148番地
    TEL:052-709-7600 FAX:052-709-7610
    URL :https://www.em-seikatsu.co.jp/
  12. EMセラミックスは、800度から1000度の高温で焼成されていると聞きましたが、EMは微生物なので死なないのですか?
    EMやEM・X GOLDを材料に混入させて800℃以上で焼成したセラミックスから、EMにも含まれる光合成細菌が再び現れることが研究から明らかになっております。セラミックス中の微生物の状態やそのメカニズムについては現在研究中です。
    EMセラミックスパウダーは、EMボカシの代用または補助資材として生ゴミ処理にも利用されており、乳酸菌や酵母が出現して生ゴミがよく発酵します。また、農業においてもEMと有機物にあわせてEMセラミックスパウダーを併用することにより、EMの効果がより強化・安定化したという現場の報告を多数受けております。
    このように、EMセラミックスには、EMセラミックスから出現する有用菌、あるいは環境中にいる有用菌の活動を促し、EMの定着を促進することにより、土壌微生物相や水質改善など多様な効果が期待できます。
  13. EMセラミックスの特長と使い方を教えてください。
    EMセラミックスは、EM・1とEM・X GOLDを混ぜて熟成させた粘土を、800~1200℃で焼成したものです。したがって、EMと同様、いろいろな環境や生物との相性がよく、水の活性化や食品保存、生ゴミの発酵、農業におけるEM効果の促進、土壌改良、衣類やプラスチックなどの機能性強化、建築への応用など、幅広い分野で活用が進んでいます。
     一般的な使用方法として、お風呂や飲用に使う水の活性化、生ゴミ処理、土壌改良、土地改良などがあります。
      <使い方例>    
      ・飲用→ 飲料水用ポットやペットボトルに投入
           ・農業→ 10aあたり5kg程度を散布。EM活性液に1/10,000、EMボカシに0.1~1%加えて作成。

     ・株式会社EM生活
          〒465-0053 愛知県名古屋市名東区極楽5丁目148番地
           TEL:052-709-7600 FAX:052-709-7610
           URL :https://www.em-seikatsu.co.jp/
  14. EMセラミックスの効果を教えてください。
    農業においては、土壌が柔らかくなる、病害虫抑制、成長促進などの効果、環境分野においては、飲水の塩素除去、水槽などの水質安定の効果、建築分野への利用としてはコンクリート強度向上、各揮発性の化学物質の減少効果、その他としましては廃油石鹸のにおいを減らす、生ゴミ堆肥作成の発酵促進などの効果が期待できます。
    EMセラミックスは基本的にはEMの効果を向上させる補助剤としてお使いいただけます。
  15. EMボカシを保存する前に乾燥させる場合は、直射日光にあてた方がよいですか?日光にあてることによって微生物が死滅したり効果が低下しませんか?
    発酵が終わった段階で天日干しを行うことにより、水分を蒸発させ、保存期間中の腐敗やウジなどの害虫発生を防止することができます。また、乾燥天日干しではEMの効果に影響を与えるような高温や水分減少ではないので問題はございません。
  16. EMボカシを作製するときの温度条件を教えてください。
    EMボカシを作製する時は、EM活性液を培養するときと同様に温度管理によってEMが働きやすい条件をつくることが重要なポイントです。具体的には、培養初期に25℃~38℃くらいの温度条件が保てれば、発酵期間の短縮と品質の向上が期待できます。
    逆に発酵期間中、特に作製後初期立ち上げ期の温度が確保されない場合、積算温度が後で追いついたとしても発酵が促進されず品質が低下します。冬など低温期にEMボカシを作製する場合は、ビニルハウス内での作製や加温できる部屋や器具の使用により温度管理を行なうことが必要です。
      このような低温期の温度管理対策が困難な場合は、春から夏の高温期に年間使用量分をあらかじめ作製するなどの計画が必要となります。
  17. 早く良い土にする簡単な方法はありますか。
    EMボカシⅡ型を1坪あたり 600g から 1000g 使い畝立てして、EM活性液(100倍希釈)をたっぷりとかけてください。2週間ほどで植え付けが可能になります。
    また、土に直接米ぬかなどの有機物をまいて、その上にEM活性液をかけるとより簡単に土づくりができます。
  18. 水耕栽培でEMを使うにはどのようにすればいいでしょうか。
    水溶液に週1回、1/5000 から 1/10000 の濃度のEM活性液を添加してください。さらに同じ活性液にスーパーセラCを1/1000 加えた液を葉面散布する方法もあります。
  19. EMを農業で使う方法を教えてください。
    EM活性液を水やりの際に500倍から1000倍に薄めて散布してください。またEMボカシを使用する方法もございます。      
    その他詳細については、下記をご参考ください。

    PDFダウンロード
    https://www.emro.co.jp/download/
                                      
     
  20. EMを農業で使う時、濃い濃度で使用してもよいですか?
    種や作物がない場合は、濃い濃度でも問題はありません。播種後、作物が生育している場合は、500~1000倍希釈の濃度で施用してください。葉面散布でも、500~1000倍希釈の濃度で施用してください。
    土壌施用、作物への施用とも播種後、育苗、成長初期は、低い濃度で使用してください。濃度が薄くても潅水のたびに使用するなど何度も施用するほうが効果的です。
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