EM研究機構に寄せられるよくあるご質問をご紹介します。
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- EMを散水する間隔とタイミングはどのようにすればよいですか。?
- 水やりの度にEMを500倍〜1000倍に希釈して散布します。水やりが必要な場合は、毎日EMを散布しても問題ありません。
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- EMは塩素、農薬などの薬剤と併用して使用することができますか?
- EMは微生物なので薬剤による殺菌作用の影響を受け、その活性や効果が低下しますので、なるべく併用は避けてください。併用の場合は、薬剤の施用量を減らしたり、EMとの施用時期をなるべくずらしてください。EMの効果が発現するとともに薬剤の施用を減らすことができます。
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- 農業へのEMの基本的な考え方・使い方や病害虫対策について教えてください。
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EMを農業に活用することの基本的な考え方は、土壌の微生物を根底とする生物性の改善及び物理性・化学性を改善し、植物(作物)が健康に生育できる環境をつくることにあります。
EMボカシもEMの密度を高めることを目的としており、副次的に肥料的な効果もある程度期待できます。
EM青草発酵液肥、EMストチュウも施用前にEMの密度を高めることが第一の目的であり、副次的効果として病害虫の忌避効果がございます。
施用方法としては、EMボカシ・EM堆肥・EMセラミックスパウダーなどの固形資材およびEM発酵液体資材(EM活性液、EM青草発酵液肥、EMストチュウ、EM米のとぎ汁発酵液肥)の土壌への施用による土壌微生物相の改善を基本として、並行してEM活性液などのEM発酵液体資材の葉面散布など作物体への施用も行い、健全な作物の生育環境を形成させます。つまり、土壌と作物体表面の双方の微生物相を改善していくことがEMの施用の基本です。
その結果、収量・品質の向上・資材コストの減少・生産者の健康保全・農地周辺の環境回復が期待できます。
個々の作物・病害虫への詳細な病害虫対策あるいは事例などについては、以下の団体・企業にお問合せくださるようお願い申し上げます。
・・公益財団法人 自然農法国際研究開発センター
〒413-0006 静岡県熱海市桃山町16-3 桃山ビル1F
TEL:0557-85-2001 FAX:050-3730-5908
e-mail:webmaster@infrc.or.jp
URL :https://www.infrc.or.jp
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- EM栽培に関する資料はありますか?
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①「EM・1使用説明書 栽培用」 発行:株式会社 EM研究所
https://emlabo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/11/20221125_saibai_all.pdf
EM・1は、EMを構成する酵母・乳酸菌・光合成細菌等を含んでいるEM活用の基礎となる商品でございます。
こちらの資料にはEM・1の農業への活用方法(土づくり、EM資材の作成方法、水田・畑などへの使用)が載っております。
②「EMでいきいき家庭菜園」(サンマーク出版) \1980円(税込)
こちらの書籍には、果菜類、葉菜類、根菜類、豆類など40品目の栽培方法がイラスト付きで詳細に解説しております。
一般書店やAmazonでもご購入いただけます。
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- EMストチュウは、病害虫に即効的な効果がありますか?
- EMストチュウは、作物表面の微生物相を改善したり、クチクラ層を丈夫にすることにより病原菌に対する免疫性を高めたり、害虫への忌避効果を目的として予防的に施用するものです。したがって病害虫が発生した際に殺虫を目的とする農薬のような資材ではございません。
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- 畑に使用するEMボカシの量はどのくらい必要ですか?
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1㎡の土に対して、200~500gのEMボカシⅡ型を施用して、土作りを行ってください。
※栽培する作物や、EMボカシⅡ型以外の肥料(堆肥や化成肥料)の状況によって増減してください。追肥の場合は生育状況を見ながら調整してください。
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- EMボカシの保存期間について教えてください。
- EMボカシは、良好な発酵状態を保つことができれば、熟成期間が長いほど有用成分が生成され、長期間(6ヵ月以上)の保存が可能です。水分状態の変化などで腐敗する場合もありますので適時発酵状態を確認することが必要です。
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- EMボカシの表面にカビのようなものがついていますが問題ないですか?
- 白いカビのようなものは糸状菌ですが、畑などに使用する場合は問題ありません。しかし、白い場合でも異臭がする場合や、灰色、青色、黒色のカビの場合は、その部分をとりのぞき、土に還してEM活性液などで処理してください。
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- EMボカシ作りにおいて成功や失敗の判断基準を教えてください。
- 甘酸っぱい発酵臭や良い芳香臭がするとEMボカシが完成しています。嫌な腐敗臭がすれば失敗です。また、表面に発生するカビは糸状菌ですが、畑などに使用する場合は問題ありません。ただしカビが発生ている場合徐々にボカシの品質が劣化する恐れがありますので、カビ部分を取り除き、きちんと密封されているか確認してください。また、白いカビでも異臭がする場合や灰色、青色、黒色のカビが発生すると失敗となります。
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- EMボカシの作り方と使い方を教えてください。
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EM BOOK 2 PDFダウンロード
https://www.emro.co.jp/docs/download/embook2.pdf
または、旧EM婦レイヤー No.2
https://www.emro.co.jp/docs/download/flier2.pdf
をご覧ください。
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- EMが使用された洗濯用液体石けんがありますが、洗剤の中でも微生物は生きていますか。
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石けん製造時に生きたEMを入れていますが、強アルカリ条件下で高温で煮込むため、殺菌されてしまいます。
しかしながら、石けんにEMを添加することで、自然環境中に排水が流れ込んだ際、通常の石けんに比べて環境中の微生物の多様化が促進されることが確認されています。
また、製造時にEMを添加することにより、鹸化反応が促進される事も確認されています。
そのため、シャボン玉石けん株式会社様でも、環境に配慮したEM技術を用いた石けん製品の製造が行われています。
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- 大豆アレルギーの場合でも、大豆油をEM廃油石けん作りに使用できますか。
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大豆にアレルギーをお持ちの場合は、大豆油のご利用はお控えください。
アレルギーに対する反応の程度は人によってそれぞれ異なります。従ってアレルギーとなる原料等が含まれる場合、どんなに少量であっても反応が起きないということが保証されるものではないため、ご利用をお控え頂くことをおすすめします。
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- 特定保健用食品に指定される油の廃油を利用してEM廃油石けんを作れますか?
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通常の食用油を使用してEM廃油石けんを作ることをおすすめいたします。
特定保健用食品に指定される食用油は、その機能性を付与するために通常の食用油とは異なる性状を持つものが多いです。
そのため、石けん作りにおいても、固まりにくい、洗浄力がやや落ちる等の影響が出る可能性がございます。
また、使用に際して万が一、お肌に異常を感じた場合にはすぐに使用をやめ、かかりつけのお医者様等にご相談ください。
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- EM廃油石けんを作る際に、セラミックスパウダーを添加するとニオイ消しの効果はありますか。 また、セラミックスパウダーと精油を併用すると、精油の香りも消されてしまいますか。
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廃油EM石けん作りに精油を入れてみたいとのことですが、多くの精油を入れないと香りが残らないと言われています。
廃油(または新品の油)500ccに対して精油を10〜20cc添加すると、ある程度の香りを付けることは出来るかと思います。ただ香りの大部分は苛性ソーダと油の反応中にとんでしまうので、いわゆる市販の石けんのような香りは期待できないかもしれません。 精油を投入するタイミングについては、苛性ソーダ投入後、よくかき混ぜ、油がマヨネーズ状になってから投入されることをおすすめいたします。
セラミックスの精油に対するにおい消し効果ですが、今回は苛性ソーダと油の反応によって精油の香りが消えてしまう影響の方が大きいと考えられますので、セラミックスは通常の割合でお使いになられてもよいかと思います。
EM廃油石けんを作る際に、油の前処理(EM活性液を廃油に対し10%添加、攪拌し、1-3日程度置く)をすることで、におい消し効果を実感いただけるかと思いますが、完全に廃油石けんのにおいを消すことは出来ません。。
もちろん廃油をリサイクルすることも廃油石けんを作る意義の一つかと思いますが、もしにおいが気になる場合は、新品の油を使用することなどもご検討ください。
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- EM廃油石鹸を個人で作りましたが、洗顔用として使用できますか。
- EM廃油石けんは、食器洗い、洗濯、お掃除などにご利用することをおすすめしております。材料に使われている苛性ソーダは劇薬に指定されております。撹拌が不充分だったり、油の種類などによっては苛性ソーダが一部未反応のまま残ってしまう可能性が考えられるため、洗顔などに使用されることをおすすめはしておりません。
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- 廃油の臭いを抑えたEM廃油石鹸の作り方を教えてください。
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廃油の臭いを抑える方法として、EM活性液を廃油に対し10%添加、攪拌し、2-3日程度置く前処理がございますが、廃油の臭いを完全に抑制するものではございませんので、ご承知ください。
また、古い廃油は臭いが出易いため、比較的使用頻度が少ない廃油(使用回数2・3回程度)を使用することで、臭いを抑えた石けんを作ることが可能です。
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- EMを使用した石鹸の作り方を教えてください。
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データベース →PDFダウンロード https://www.emro.co.jp/docs/download/flier4.pdf
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- 米のとぎ汁EM発酵液とEM活性液の違いについて教えてください。
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EM活性液と米のとぎ汁EM発酵液の違いは、材料に水を使うか水の代わりに米のとぎ汁を使うかという点にありますが、その効果に違いはありません。
米のとぎ汁発酵液は、環境汚染源となる米のとぎ汁をEMのエサに活用することで、汚染源から浄化源にしようという考えで生み出されました。
米のとぎ汁EM発酵液、EM活性液については試料ダウンロードのEM BOOK 1をご参照ください。
https://www.emro.co.jp/docs/download/embook1.pdf
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- 米のとぎ汁発酵液はどのくらいの期間発酵させればよいですか。また判断の目安も教えてください。
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完成までの日数は、夏などの暖かいときは5~7日、冬などの寒いときは7日~14日が目安ですが、作成した時の温度などの条件により変わります。
完成の判断の目安は、作成後2~3日でガスが盛んに発生しますが、甘酸っぱい匂いになり、液体の色も黒(糖蜜利用の場合)から茶色になり、ガスの発生がおさまれば完成です。
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- 寒い時期のEM活性液や米のとぎ汁EM発酵液の作り方のコツを教えてください。
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EM・1に含まれる微生物の活動を助けるため、20℃~40℃の温かい場所で培養することをお勧めします。
日中は部屋の日の当たる所やストーブの前(熱くなりすぎないように1m以上離してください)、電気カーペットの上、こたつの中、冷蔵庫の横など少し暖かい場所に置くことをお勧めします。
夜間はお風呂などの温かいお湯に入れる方法もございます。
発酵の初期である初めの3日間ほどは、 特に温度管理に気を付けてください。