【海外報告】ブラジルにおける生活排水浄化へのEM活用
2011.2.7 ブラジルのBahia州サルバドール市の中心を流れるCamurujipe川。
この川には周辺の生活排水が流れ込む事から悪臭が発生し問題となっています。
また河口部には海水浴場があり、観光客からのクレームも多く、早急な改善が求められていました。
Camurujipe川の2カ月間のEM処理結果を報告致します。
(写真左)EM処理前のCamurujipe川。水面は黒く汚泥もたまっており悪臭が発生
(写真右)EM処理後の様子。底面から砂地が見えてきており、すでに悪臭は発生しなくなった
(写真左)EM処理前の河口部。黒い排水がそのまま海水浴場へ流れ込んでいる。
(写真右)処理後の河口部。すでに透明な浄化された水が流れている。
この川は市民公園の中心地を通り、海水浴場へ流れ込む非常に市民生活に密着している川となって
いるため、近年の汚染による悪臭発生へは近隣住民や観光客から非常に大きな苦情が寄せられて
いました。
EM使用後の現在は、悪臭が発生しなくなっているので苦情が激減しています。
なお、本プロジェクトは、ブラジルのEM製造メーカーであるAmbiem社と州政府環境省の機関である
Embasaとの共同で行われています。
(写真左)Embasa施設内で活性液を確認するAmbiem社のCid Simones社長
(写真右)Embasaの敷地内で培養された活性液はローリータンクで各投入場所に運ばれる
州政府発表データは こちら をご覧ください(スペイン語)
現在、ブラジル国内の同様の河川への導入も検討されています。
◆関連記事:EMNews2011-02-03「ブラジルにおける工業へのEM利用」
【ブラジルでのお問合せ先】
Ambiem
Estrada Maracaiubas km2 No 52
Cajazeiras de Abrantes
Camaçari BA Bahia Brasil
Tel: +55.71.3289.3471
Cel: +55.71.99.69.9757
Contact Person : Cid Simones, Paola Segura