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【連載】比嘉教授の連載「新・夢に生きる」192回「着々と進化する青空宮殿のEM自然農法(2)」がリリースされました | ウェブエコピュア

2024.3.13
【連載】比嘉教授の連載「新・夢に生きる」192回「着々と進化する青空宮殿のEM自然農法(2)」がリリースされました | ウェブエコピュア

Web Ecopure(ウェブエコピュア)
「新・夢に生きる」192回「着々と進化する青空宮殿のEM自然農法(2)」
https://www.ecopure.info/series/higa/h192/

露地トマトの長期栽培

前回はトマトのEMによる不耕起栽培について説明しました。この場所は、固い重粘土層の上にサンゴ石灰岩を敷きつめてローラーで転圧し、駐車場として使用していました。この場所のサンゴ石灰岩をツルハシで破砕し、石を取り除いて畝を作りました。

栽培という見地から考えるととんでもない土壌ですが、永久植栽マス(参考:「第182回 青空宮殿の試行錯誤(2)」)をライン状に5ヶ所設置しています。前作のゴーヤーが台風6号の被害でほぼ全滅(8月下旬)した後に市販の50円のトマト(ファースト)の苗を定植し、訪問者をびっくりさせる楽しい結果となりました。

<写真1>生育旺盛な永久植栽マスのトマト

永久植栽マスの上に植えたトマトは、樹勢が衰えることもなく、収穫後に側枝が次々に出て安定的な長期取り株になりましたが<写真1>、その間に植えたトマトは再生力が弱く、葉や側枝が少なく禿げ上がってしまいました<写真2(黄色で囲んだ部分)>。

<写真2>黄色で囲んだのが永久植栽マスではない場所のトマト。葉や側枝が少ない

同じ量の発酵液肥をやったのですが、永久植栽マスの効果は抜群です。この結果から、間に植えたトマトの株元に、植栽マスに入れた量(ひと握り)のEMグラビトロン炭を施用しました。その結果、<写真2>の中心(赤い線で囲んだ部分)に写っているように、株元から元気な側枝が数本発生し、<写真3>のように勢いを取り戻しています。
EMグラビトロン炭とは岩手コンポスト(株)の敷地に設置されたEMグラビトロン炭化システムで製造されている有機JAS適合のEM整流炭のこと。

<写真3>永久植栽マスに植えたトマトの側枝。<写真2>の赤い線で囲んだ部分の別の角度からの拡大写真

この元気な側枝を主枝として生かし、長期栽培に取り組むことにしました。この列のみで、600個以上のトマトの収穫となり、まずまずの成果となりましたが、更新2期目は1,000個を目標にしています。

このまま行けば、4月後半で終わる予定ですが、株の勢いを保持できれば6月まで栽培を続け、場合によっては真夏にも挑戦したいと考えています。老化した葉は次々に除去し敷草なみに活用し、仕立てを一切行わず新芽を更新していくという萌芽方式です<写真4>。トマトは病気にならず、肥料不足にならなければ、果樹みたいに多年性にすることも可能ですので、今後が楽しみです。

<写真4>


続きは以下リンクよりご覧ください。
Web Ecopure(ウェブエコピュア)「新・夢に生きる」
192回「着々と進化する青空宮殿のEM自然農法」

https://www.ecopure.info/series/higa/h192/
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