第2回正木一郎記念 ユニバーサルビレッジ・EM国際会議を開催しました
2024.12.4 2024年11月30日、第2回正木一郎記念ユニバーサルビレッジ・EM国際会議を開催し、国内外27カ国から200名余りの参加者が集われました。日頃よりEMの普及や実践に取り組まれている方々、またこの度、遠方よりご参加くださいました皆様に心から御礼申し上げます。そして本会議を支えてくださった関係者の皆様のご協力と熱意に、深く御礼申し上げます。
本会議では、マサチューセッツ工科大学の正木一郎博士が提唱した「地球環境と生物多様性の保全、および人類の持続可能な発展を技術によって可能とする未来型社会」すなわちユニバーサルビレッジの実現に向け、世界各地からの実践者が知見を共有しました。
続いて紀州EMひろばの山路誠二氏は、自然農法の普及を妨げている雑草対策や米ぬかの高騰問題に対する、EM塩除草を活用した新たな解決策を貴重な実証実験のデータとともに紹介しました。
神奈川県小泉農園の小泉章氏からは、作物にとって理想的な土壌であるテラプレタ土壌の実現へのヒントや、EMピューレによる健康増進の取り組みとともに比嘉教授の哲学である共存共栄の理念や真の自立について熱く語られました。
北海道アムリタファームの齋藤則高・麻恵夫妻は、就農から10年、栄養価コンテストグランプリ受賞までの道のりを、EMを活用した栽培技術の進化とともに語りました。技術的な栽培方法のみならず、愛・利他の意識の重要性についても述べられ、会場全体が齋藤夫妻のような温かい雰囲気に包まれました。
ハワイからは、ヒロミチ・ナゴ氏がアラワイ運河の環境改善プロジェクトについて報告しました。20万個以上のEM団子の投入により、水質の改善と生態系の回復が着実に進むとともに、地域社会や企業との協働による持続的な活動へと広がりを見せています。この取り組みは現地メディアで大きく取り上げられ、日本や世界でも先進的なエコツーリズムの事例として注目を集めています。
シンガポールから参加されたヒア・フイ・チン博士は、EM技術を総合的に活用したマレーシアのエコタウンの開発事例を紹介しました。EM技術を用いた衛生管理、排水管理、食品廃棄物の管理など環境に配慮した都市開発のモデルケースとなるものです。特にコンクリートへのEMの応用については、強度の向上やシックハウス対策に加え、通常より表面温度が低下するという研究事例も紹介され、参加者の高い関心を集めました。
2022年に開催された第一回の会議はコロナ禍によりオンライン開催でしたが、今回の実地開催では、参加者同士が再会を喜び、活発な意見交換を行う様子が見られました。特に比嘉教授を囲む実践者たちの輪は途切れることなく、懇親会の終了まで続く熱気あふれる交流の様子からも、世界各地でEM技術の発展を担う実践者たちの強い思いが感じられました。
本会議では、マサチューセッツ工科大学の正木一郎博士が提唱した「地球環境と生物多様性の保全、および人類の持続可能な発展を技術によって可能とする未来型社会」すなわちユニバーサルビレッジの実現に向け、世界各地からの実践者が知見を共有しました。
◆国内の実践報告
最初の発表者としてEM研究機構の西渕泰氏は、北中城村において行政と連携して進められているユニバーサルビレッジプロジェクトの趣旨を説明。また現在の進捗状況と今後の展開について報告しました。続いて紀州EMひろばの山路誠二氏は、自然農法の普及を妨げている雑草対策や米ぬかの高騰問題に対する、EM塩除草を活用した新たな解決策を貴重な実証実験のデータとともに紹介しました。
神奈川県小泉農園の小泉章氏からは、作物にとって理想的な土壌であるテラプレタ土壌の実現へのヒントや、EMピューレによる健康増進の取り組みとともに比嘉教授の哲学である共存共栄の理念や真の自立について熱く語られました。
北海道アムリタファームの齋藤則高・麻恵夫妻は、就農から10年、栄養価コンテストグランプリ受賞までの道のりを、EMを活用した栽培技術の進化とともに語りました。技術的な栽培方法のみならず、愛・利他の意識の重要性についても述べられ、会場全体が齋藤夫妻のような温かい雰囲気に包まれました。
◆海外からの実践報告
インドからは、マダン・モハン・モハンカ氏がシッキム州での完全有機農業の実現と各地の水質浄化プロジェクトの成果を報告。農村部の池の再生事業では、EMの活用による具体的な改善方法が示され、農村におけるこれらの取り組みがインド全体の経済的・環境的安定性の礎となることを述べられました。ハワイからは、ヒロミチ・ナゴ氏がアラワイ運河の環境改善プロジェクトについて報告しました。20万個以上のEM団子の投入により、水質の改善と生態系の回復が着実に進むとともに、地域社会や企業との協働による持続的な活動へと広がりを見せています。この取り組みは現地メディアで大きく取り上げられ、日本や世界でも先進的なエコツーリズムの事例として注目を集めています。
シンガポールから参加されたヒア・フイ・チン博士は、EM技術を総合的に活用したマレーシアのエコタウンの開発事例を紹介しました。EM技術を用いた衛生管理、排水管理、食品廃棄物の管理など環境に配慮した都市開発のモデルケースとなるものです。特にコンクリートへのEMの応用については、強度の向上やシックハウス対策に加え、通常より表面温度が低下するという研究事例も紹介され、参加者の高い関心を集めました。
講評:琉球大学名誉教授 比嘉照夫博士
EM技術の開発者、比嘉照夫教授による総括講演では、各発表に対する詳細な講評が行われ、各発表者とのエピソードや、それぞれの活動や技術がどのような意味を持ち、発展していくのかなどが語られました。さらに、EM技術の新たな展開として、量子力学的な観点からの応用の可能性にも及び、参加者への大きな刺激となっていました。2022年に開催された第一回の会議はコロナ禍によりオンライン開催でしたが、今回の実地開催では、参加者同士が再会を喜び、活発な意見交換を行う様子が見られました。特に比嘉教授を囲む実践者たちの輪は途切れることなく、懇親会の終了まで続く熱気あふれる交流の様子からも、世界各地でEM技術の発展を担う実践者たちの強い思いが感じられました。