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【連載】比嘉教授のDND連載206回 畜産分野におけるEM活用の重要性の再認識 | EM News

2024.9.3
【連載】比嘉教授のDND連載206回  畜産分野におけるEM活用の重要性の再認識  | EM News

DND 比嘉照夫氏の緊急提言 甦れ!食と健康と地球環境
第206回 畜産分野におけるEM活用の重要性の再認識 
   
https://dndi.jp/19-higa/higa_206.phpより転載


前号ではイスラエルにおける酪農生産に対するEMの活用の事例を紹介した。これまでも本誌で畜産分野でのEM活用について様々な事例を紹介したが (第4回第37回第77回第84回第89回第110回第111回第112回第113回第185回)、その根幹は、EMの中の光合成細菌の抗ウイルス作用と、乳酸菌や酵母とリンクした有害微生物の増殖抑制作用であり、同時に、多様な抗酸化機能によるものである。この機能はトリインフルエンザや口蹄疫はもとより、あらゆる病気の予防効果があり、人間用のプロバイオテックとしても活用されている。

※畜産に関するEMの活用事例、DND各タイトル
第4回 EMによるトリインフルエンザパンデミック対策
第37回 韓国の口蹄疫に対するEMの活用
第77回 EMの抗ウイルス効果
第84回 EMによる創造的な農業生産(5)
第89回 EMの抗ウイルス効果(2)
第110回 EMと畜産
第111回 EMと畜産2
第112回 EMと畜産3
第113回 EMと畜産4
第185回 ポーランドにおけるEM普及の状況

この性質は、EMを繰り返し活用すると重ね効果が累積し、腸内微生物相が蘇生的となることである。この不思議な性質は、逆エントロピー的であり、シントロピーと称しているが、従来の理論では説明が困難であり、あり得ない話であり、オカルト的である。

その究極が、植物の放射性物質の著しい吸収抑制と放射能の消失効果と内部被曝消失効果である。この作用は、チェルノブイリ原発事故後にベラルーシの国立放射線生物学研究所との協同研究で確認されたが、これまでの学説に反するため、公的発表は実現しなかったいきさつがある。

不幸にして、2011年3月11日に東日本大震災で福島の原発事故が発生し、その対策のためにEMが活用され、顕著な効果が認められたのである。過去の事例や福島における事実を発表し、現地での様々なボランティア活動を行ったが、日本の専門家は絶対にあり得ないこととしてEMにエセ科学のレッテルを貼り、強烈なEMバッシングが起こったのである。

日本土壌肥料学会やエセ科学学会等の、検証をしないエセ科学者集団によるEMバッシングに対し、当方は、ベラルーシの国立放射線生物学研究所の協力を得て、この事実の裏付けを国際学会で発表し、この成果が国際誌に掲載されたのである。

その後、想像を絶するEMバッシングは、またたく間に姿を消したが、マスコミはもとより、社会一般には、この事実は未だに受入れ難い状態にある。

すなわち、EMには半導体的、超伝導的、トンネル効果等、量子力学的性質があり、万能的な性質があるため、にわかに信じ難いということであるが、この応用は無限大である。

前回のイスラエルの情報を含め、最近のヨーロッパでのEMの畜産分野でのトピックスは以下の通りであるが、いずれも良質のEM活性液を十分に活用した結果である。その効果は、累積的になっていることを理解し、食と健康と地球環境の蘇生にリンクしている事実を更に深める必要がある。


欧州、畜産分野におけるEMの活用および効果報告

■セルビア
● 酪農で、EMを仔牛の下痢予防のためプロバイオテックとして与えた。仔牛の健康とルーメンの発達維持に効果が認められた。雌牛の初回授精率の改善にも効果が認められた。
● 3ヶ月後の報告では、温湿度指数が高い状況で、対照区と比べEM区は乳量が安定していた。また、飼料摂取量が減少しており、EM区は乳量はほぼ同レベルでした。
● 同(3ヶ月後報告)、乳量は1頭あたり0.2L/日増加、牛乳のたんぱく質値は0.27増加した。EM群の牛の健康状態は良好でした。
● 1年後の報告。牛の治療費は、過去2年と比較し35%削減された。受胎率は過去2年と比較し4.5%上昇し、妊娠した牛が前年と比較して160頭増加しました。また、分娩間隔も12日間短縮された。



■スイス
● 20年EM技術を活用している農家(養鶏 約11,000羽、馬 約50頭を飼育)。
● ニワトリは健康で、1日当たり約10,000個卵を安定して産みます。産卵から1年経過しても羽毛がキレイです。市場では、味と卵黄の弾力で人気があります。
● 馬は、疝痛を引き起こす酸を生成せず健康で、障害競技大会で優勝する馬を飼育することで有名です。




■スイス
● ペット用に、年間約20トンのEMボカシ飼料が販売されている。バイオ炭を含むサプリメントで、EMで発酵して製造されている。
● 効果として、ペットはバランスの取れた食事をとることができ、消化も改善されより健康になります。
● 発酵飼料は動物の免疫システムを向上させ病気にかかりません。




■イギリス
● 家畜排せつ物の管理にEMボカシを活用し、肥料成分(N、P、C)が保持され、メタンとアンモニアの排出が削減された。
● EMボカシを活用することで、アンモニア排出が少ないため悪臭問題を解決します。また、従来の好気性堆肥よりも扱いやすく、費用効果が高い。


● EMボカシを活用した嫌気消化によりCは64%、Nは93%、発酵処理でCは99%、Nは100%保存された。従来法では、Cは25%、Nは38%の保存に制限されている。


その他の記事はこちらからご覧ください。
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