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【連載】EM柴田農園の50から畑人 Part.2 第13回 那須高原農場スノ・ハウス訪問記そのⅡ 技あり!レタスの通年栽培 | ウェブエコピュア

2024.1.31
【連載】EM柴田農園の50から畑人 Part.2 第13回 那須高原農場スノ・ハウス訪問記そのⅡ
技あり!レタスの通年栽培 | ウェブエコピュア
ウェブエコピュア:EM柴田農園の50から畑人 Part.2 第13回 那須高原農場スノ・ハウス訪問記そのⅡ
技あり!レタスの通年栽培


https://www.ecopure.info/series/shibafarm/shibata_suno02/
 

前回から、EM栽培とJAS認証を得ている理想的な農家さんとして「那須高原農場スノ・ハウス」(以下、スノ・ハウス)さんを紹介しています。引き続き今回はその栽培技術についてお伝えします。

・春夏秋冬、確実に芽出しをする
・難しいレタスの発芽条件
・芽が出たら大きな鉢に移植(植えかえ)
・種まきから定植までを省力化!
・苗を育てる前に土を育てる!



春夏秋冬、確実に芽出しをする

「三つ子の魂百まで・・・」という言葉があるけれど、農業では「苗半作」といって健全な苗を育てれば、もう半分は成功したようなもの、と言われるぐらい育苗(いくびょう)は重要です。さらにスノ・ハウスでは年間を通して出荷するので、春夏秋冬切れ目なく種まきをします。野菜の栽培は何はともあれ種まきをして「芽」を出さなければ始まりませんからね。

家庭菜園を始めて、種をまいたけれど芽が出てこないと悩んでいる方も多いのでは?発芽の条件には「水」「空気(酸素)」「温度(20度~30度)」の3つの要素が必要です。水をかければ発芽するわけではありません。また発芽のために酸素も使うので、通気性の良い土と適度な水分量をキープしないと窒息してしまいます。ちなみに、種の保存は発芽の3つの条件をシャットアウトすることです。私の場合は冷蔵庫で保存しているものが多くあります。
注)種は5℃以下、30℃以上で休眠する可能性があります。農家さんには必ず苗を育てるためのハウス(育苗ハウス)があるので、真冬でもハウスの中で暖房機や電熱線などを使い温度管理をします。
 

外は寒くても育苗ハウスの中はいつも適温を保っています。
ずらりと並んでいる育苗トレーの下には電熱線が入っていて、発芽および育苗を均一にするためにヒーターは均等になる様に配線しています。温度を一定にコントロールするためのサーモスタットも使っています。レタスの場合、キープする温度は20℃です。

 

難しいレタスの発芽条件

レタスの発芽温度は20度前後と比較的低温です。
設備を整えれば温度を上げることはできますが、真夏に温度を下げるのはとても大変です。スノ・ハウスでも夏の発芽には苦労しているようですが、木陰や風通しなどを考え、工夫しながら育苗しています。

 多くの種は光の影響は受けないのですが、キク科のレタスは光で発芽が促進されるのも特徴です。表面に種まきをしたあと、指先で土をポンポンと微妙な感覚で押さえるのが良いそうです。
注)スノ・ハウスでは、種は必ず消毒、農薬処理なしを使い、発芽率が悪くならないように工夫しています。

下の育苗トレーを見てください。レタスの発芽状況です。このように同時に発芽させ、均一に生育させることが後々の作業効率に大きく影響していきます。

写真は128穴の育苗トレー、他にも品種によっては72穴トレーなども使います。 育苗培土も有機JASに適合しているピートモス・バーライト・赤玉細粒などをブレンドしてつくります。潅水はEM活性液の希釈液をまんべんなく使用します


続きは以下リンクよりご覧ください。
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