EM活用事例
よりよい地域を作るリサイクルセンター
タイ人々のためのリサイクルセンター
タイのノンタブリー県パッククレット、ポブスック地区のリサイクルセンターをご紹介します。
パッククレット自治政府の運営と、JICA(国際協力機構)及び日本大使館の支援の下、ポブスック地区リサイクルセンターは2003年に設立され、地域のゴミを減らすための堆肥化プログラムを立ち上げました。
炭素ガス排出ゼロ都市を目指し、パッククレットでは、住民たちに家庭ゴミの積極的な分別を促しています。
パッククレットでは、ゴミの量の増加が深刻な問題で、一日のゴミの量は約250トン。そのうち40%を食べ残しや野菜くず、果物などの生ゴミが占めています。こういった生ゴミは、炭素率(含まれる炭素と窒素の比率)が20%で、有機堆肥を作るのに適しています。残りの40%がリサイクルできる紙ごみ、プラスチックごみ、ガラスで、再利用できないゴミは全体の20%程度です。生ゴミと資源ごみをリサイクルすることで、ゴミを減らし、処理にかかるコストを大幅に削減することができます。
リサイクルセンターでは、ゴミ分別の大切さを伝えるための講座が開かれ、地域住民だけでなく学生、公務員、その他国内外から興味を持つ人たちが受講しています。
パッククレット自治政府の運営と、JICA(国際協力機構)及び日本大使館の支援の下、ポブスック地区リサイクルセンターは2003年に設立され、地域のゴミを減らすための堆肥化プログラムを立ち上げました。
炭素ガス排出ゼロ都市を目指し、パッククレットでは、住民たちに家庭ゴミの積極的な分別を促しています。
パッククレットでは、ゴミの量の増加が深刻な問題で、一日のゴミの量は約250トン。そのうち40%を食べ残しや野菜くず、果物などの生ゴミが占めています。こういった生ゴミは、炭素率(含まれる炭素と窒素の比率)が20%で、有機堆肥を作るのに適しています。残りの40%がリサイクルできる紙ごみ、プラスチックごみ、ガラスで、再利用できないゴミは全体の20%程度です。生ゴミと資源ごみをリサイクルすることで、ゴミを減らし、処理にかかるコストを大幅に削減することができます。
リサイクルセンターでは、ゴミ分別の大切さを伝えるための講座が開かれ、地域住民だけでなく学生、公務員、その他国内外から興味を持つ人たちが受講しています。
生ゴミのリサイクル
275㎡の敷地で、約250戸の家庭からのゴミを受け入れています。ゴミの量は一日1000kgほどです。 ゴミの内訳は、家庭生ゴミ46%、資源ごみ 44%、その他ゴミ 10%です。
有機堆肥を作る過程は以下の通りです
1. 毎朝9:00-11:00頃にゴミを回収、処理
2. 月、年単位でのゴミ処理管理をするため、担当者がゴミの重量を計測、記録
3. 生ゴミをEMボカシと10分程混ぜる
4. ミキサーでよく混ぜたあと網袋に移し、発酵過程で出てくる液体を濾します。
袋は蛇口のついたプラスチック容器に入れます。
5. 1週間ほど発酵させます。濾し取った液体は液肥として使えます。
6. 発酵したゴミは、細かく砕いた木の葉や枝ともう一度混ぜられ、量と水分量を調整します。
7. 回転ドラムに移し、さらに発酵させます。10~12日程度発酵させ、水分も飛ばします。
8. ゴミの量が多いため、ドラムに入りきらないものは屋外、またはオーブンで乾燥させます。
9. 乾燥したら、堆肥を細かく砕き、最終製品として完成します。
有機堆肥を作る過程は以下の通りです
1. 毎朝9:00-11:00頃にゴミを回収、処理
2. 月、年単位でのゴミ処理管理をするため、担当者がゴミの重量を計測、記録
3. 生ゴミをEMボカシと10分程混ぜる
4. ミキサーでよく混ぜたあと網袋に移し、発酵過程で出てくる液体を濾します。
袋は蛇口のついたプラスチック容器に入れます。
5. 1週間ほど発酵させます。濾し取った液体は液肥として使えます。
6. 発酵したゴミは、細かく砕いた木の葉や枝ともう一度混ぜられ、量と水分量を調整します。
7. 回転ドラムに移し、さらに発酵させます。10~12日程度発酵させ、水分も飛ばします。
8. ゴミの量が多いため、ドラムに入りきらないものは屋外、またはオーブンで乾燥させます。
9. 乾燥したら、堆肥を細かく砕き、最終製品として完成します。
地域へと還元
出来上がった高品質の堆肥は地域の街路樹、庭園やオープンスペースでも使われています。
博物館を併設する公園を作るプロジェクトも進行中で、パパイヤやバナナの木などたくさんの種類の樹が植えられる予定です。
ポブスックのリサイクルセンターは、水路や川の水処理もしています。センターで作ったEM団子を、EM活性液とともに周辺の水路に撒いています。
また、センターでは、循環型ゴミ処理を見学し取り入れたいと希望するビジターを国内外から受け入れています。
博物館を併設する公園を作るプロジェクトも進行中で、パパイヤやバナナの木などたくさんの種類の樹が植えられる予定です。
ポブスックのリサイクルセンターは、水路や川の水処理もしています。センターで作ったEM団子を、EM活性液とともに周辺の水路に撒いています。
また、センターでは、循環型ゴミ処理を見学し取り入れたいと希望するビジターを国内外から受け入れています。
EM活用の恩恵
センター長のアネック・ホムワン氏は、EM技術導入前はハエと悪臭が深刻だったと語ります。今は、ハエも臭いもなくなり、スタッフもストレスなく働いています。
EM石けんも手作りしています。ゴミのバケツや機器、工場の床を洗う際に使用しています。アネック氏によると、EM石けんを使い始めてからバケツについたゴミが簡単に落ちるようになり、作業のスピードがグンと上がったそうです。
EM石けんも手作りしています。ゴミのバケツや機器、工場の床を洗う際に使用しています。アネック氏によると、EM石けんを使い始めてからバケツについたゴミが簡単に落ちるようになり、作業のスピードがグンと上がったそうです。