EM活用事例

EMでサステイナブルな地域づくり

カヒカ, コロンビア
国名:
コロンビア
カテゴリー:
社会貢献, ゴミ処理
タグ:
大規模, 教育/ 育成, ボカシ
EMでサステイナブルな地域づくり

コロンビア カヒカ市における家庭ゴミ処理

コロンビアにEMが導入されたのは1997年のこと。当初はカトリック系組織”Minute de Dios”がEMの普及を担っていましたが、その後組織の一部門が独立し、FUNDASESという会社を設立、首都のボゴタでEMの製造販売を行うことになりました。

コロンビアでは、家庭ゴミがうまく処理できていないことから、土壌、水、空気、人々の健康など、環境に深刻な影響を与えていました。

 
人口55,000人程度のカヒカ市の活動についてご紹介します。カヒカ市では、2008年に自治体全体で家庭ゴミ問題に取り組んでいくことが決まりました。

まず、FUNDASESと市の職員が協力し、地元住民にゴミの分別とリサイクルの重要さについて理解してもらうための教育プログラムを立ち上げました。特に、以下の項目に力を入れ、事業を進めました。





1. 教育課だけでなく自治体全体を巻き込む
2. 地域の教育
3. 住民の積極的な参加を呼び掛ける
4. インフラ整備
5. EM活用

持続可能プログラムのリーダー育成

住民の環境に対する意識を高め、地域内での教育を進めるため、学生たちが手分けをして、担当する家庭に環境について学んでもらうことから始めました。学生たちは、EM活用や環境問題、また、地域との連携方法について学んできました。

自治体の研修と参加

それまできちんと行われていなかった家庭ゴミの分別に対する意識改革をするため、住民たちが環境汚染について理解を深めながら、EMを活用するためのプログラムでした。 

地域の参加は、欠かすことのできない重要なものです。プロジェクトの成功は、住民たちによるプログラムの評価にかかっていました。地域の住民たちが、プログラムの各ステージの内容を評価し、問題点があれば解決法を提案できるようにしました。

生ゴミの分別とEM活用

各家庭に、生ゴミ処理用のバケツを配布しました。バケツには、ゴミから出る水分を切るための網状の底板がついています。水分を取り除くことで腐りづらくなり、出た液体も液肥として活用することができます。

臭いやハエを出さないため、生ゴミは各家庭で処理しています。生ゴミをEMボカシと混ぜることで発酵し、悪臭が出ません。新たに生ゴミをバケツに入れる際、必ずEMボカシも一緒に加えます。

各家庭からのゴミ回収

バケツの中で処理された生ゴミは週に一度回収され、コンポスト生産場に運ばれます。
 

コンポスト製造と食の安全についてトレーニング

EMコンポスト作りの様子です。まず生ゴミを細かくしEM活性液をたっぷりスプレーします。その後山積みにして発酵させます。温度を調節するため、生ゴミの山を都度かき混ぜます。かき混ぜる度にEM活性液を施します。60℃以上70℃以下で50日ほど発酵させれば、コンポストの完成!堆肥として使われています。

貧しい地域において野菜作りを行い、食の安全を確実にするため市政府も支援しています。

以前は汚染の元になっていたものが、今は、農薬を使わずとも自分たちが食べるためのおいしい野菜やフルーツを育てるための肥料になっていることに気づいたたくさんの民間家庭が野菜作りに関わっています。 
 

比嘉教授の訪問

2008年、比嘉照夫教授がカヒカ市を訪れ、プログラムに関わっている教師、学生、住民たちと話をする機会が設けられました。 市の全世帯 (55,000人11,000世帯)からの生ゴミが全て有機肥料に生まれ変わっています。プログラム全体の管理は市の健康課が行っているものの、地域住民への研修などは、学校でEMについて学んだ地元の学生たちが行っています。学生たちは、5つの家庭を訪れてEMボカシの使い方と生ゴミの処理法を教えることで、学校の単位を取得することができます。この学生たちはバケツに集められた生ゴミの状態も管理しています。
EMボカシとバケツの使い方を地域のイベントで紹介する中学生たち
EMボカシとバケツの使い方を地域のイベントで紹介する中学生たち
現在、コロンビア国内 24の都市において同様のプログラムが行われています。このプログラムにより、リサイクルへ対する意識の高まり、また違法廃棄の減少にもつながっています。











 

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