EM活用事例
EMでスラム街が変わる
ナイロビ, ケニア![EMでスラム街が変わる](/files/casestudy/main/0934aad301a9c75322c7fbc45f88ca39.jpg)
アフリカ最大のスラム街
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アフリカ最大のスラム街といわれるキベラスラムはケニアの首都ナイロビにあり、
2.35㎢ほどの広さに約800,000人が暮らしています。住人の正確な数は不明ですが、仕事を求めて隣接国から移り住んでくる人々も多く、年々増え続けています。120万人以上が住んでいるとも言われています。
住人達は、水道もトイレもない不安定な環境で暮らしています。家庭排水は、家と家の間をそのまま流れ、共同の排水路に流れ込み、腐敗、悪臭、ハエの発生を引き起こし、劣悪な衛生状態になっています。
2.35㎢ほどの広さに約800,000人が暮らしています。住人の正確な数は不明ですが、仕事を求めて隣接国から移り住んでくる人々も多く、年々増え続けています。120万人以上が住んでいるとも言われています。
住人達は、水道もトイレもない不安定な環境で暮らしています。家庭排水は、家と家の間をそのまま流れ、共同の排水路に流れ込み、腐敗、悪臭、ハエの発生を引き起こし、劣悪な衛生状態になっています。
スラム街の衛生改善プロジェクト
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EM研究機構のパートナーとして活動していたEffective Microorganisms Technologies Limited代表(当時)の塩尻安夫氏(現・ACEF現地事務所所長)の尽力により2002年にケニアを訪れた比嘉照夫教授は、キベラスラムを視察しました。スラムの現状を目の当たりにし、大変ショックを受けた教授は、EMでスラム街の環境を改善することを提案しました。
2003年、キベラスラムの住人達の暮らしの質を改善するため、NPO法人アフリカ児童教育基金(ACEF)、ケニア保健省、ケニア環境・天然資源省、社団法人日本WHO協会沖縄支部、EM研究機構は共同で長期プロジェクトを立ち上げました。
2003年、キベラスラムの住人達の暮らしの質を改善するため、NPO法人アフリカ児童教育基金(ACEF)、ケニア保健省、ケニア環境・天然資源省、社団法人日本WHO協会沖縄支部、EM研究機構は共同で長期プロジェクトを立ち上げました。
スラムに活気をもたらすプロジェクト
![](/files/casestudy/detail/0da7931478e2b85be4fe387132dff823.jpg)
EM技術は、国家環境管理局(NEMA)より環境影響評価ライセンス(Reg. No. 0001718)の認定を受けました。これにより、EMを用いた汚物分解、汲み取り式トイレの悪臭及びハエと蚊の抑制、トイレの臭い抑制の試験プロジェクトが2003年に始まりました。
プロジェクトでは、以下の分野でEM技術が活用されました。
1 衛生問題解決のためのシステム構築
2 生ゴミとプラスチックゴミのリサイクル
3 ナイロビダムの浄化とホテイアオイの堆肥化
4 HIV/AIDS患者への食品サプリメント開発
5 トレーニング、キャパシティビルディング
キベラでのEM活動により、汲み取りトイレと排水路の衛生状態が大幅に改善されました。また、トイレや腐敗した生ゴミの悪臭も軽減。同時に、スラムの住人たちがEMの使い方を学び、生ゴミから堆肥を作ることで低所得者の経済的な支えにもなりました。キベラスラムでの活動は、ノウハウを提供し、技術を教えることで低所得層を支えるよい事例だと言えます。
プロジェクトでは、以下の分野でEM技術が活用されました。
1 衛生問題解決のためのシステム構築
2 生ゴミとプラスチックゴミのリサイクル
3 ナイロビダムの浄化とホテイアオイの堆肥化
4 HIV/AIDS患者への食品サプリメント開発
5 トレーニング、キャパシティビルディング
キベラでのEM活動により、汲み取りトイレと排水路の衛生状態が大幅に改善されました。また、トイレや腐敗した生ゴミの悪臭も軽減。同時に、スラムの住人たちがEMの使い方を学び、生ゴミから堆肥を作ることで低所得者の経済的な支えにもなりました。キベラスラムでの活動は、ノウハウを提供し、技術を教えることで低所得層を支えるよい事例だと言えます。
プロジェクト詳細
プロジェクトは2段階に分かれ、2003年から始まったフェーズ1ではEMを用いた衛生管理の研究と検証に主眼が置かれていました。2008年からフェーズ2が始まり、ナイロビダムの下水処理を中心にプロジェクトが進められました。
フェーズ1では、トイレや家全般の状態が調査され、プロジェクトが開始されました。スラムの住人たちは、自分たちの出すゴミの管理、廃棄法をきちんと学ぶ必要がありました。ほとんどの家にはトイレがなく、ビニール袋などで用を足し、排水溝に流していました。これが汚染をひきおこし、病気や感染の元となっていたのです。ワークショップが開催され、EMを使って排泄物や生ゴミを堆肥にする方法を教えました。
フェーズ1では、トイレや家全般の状態が調査され、プロジェクトが開始されました。スラムの住人たちは、自分たちの出すゴミの管理、廃棄法をきちんと学ぶ必要がありました。ほとんどの家にはトイレがなく、ビニール袋などで用を足し、排水溝に流していました。これが汚染をひきおこし、病気や感染の元となっていたのです。ワークショップが開催され、EMを使って排泄物や生ゴミを堆肥にする方法を教えました。
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フェーズ2では、NPO法人アフリカ児童教育基金(ACEF)、ケニア保健省、ケニア環境・天然資源省、そしてナイロビ西刑務所の協力により、ナイロビダムに大量発生していたホテイアオイをダムから除去し、集めたものでEM堆肥を作りました。高品質の堆肥は販売され、新たな収入源となりました。