現代の農業は農薬や化学肥料を使用することで、収量を増大させ、一定の成果を収めてきました。一方、農薬や化学肥料の多様は連作障害や新たな病害虫の問題を生み、根本的な解決には至っていません。またこれらの化学物質は環境や生態系に悪影響を及ぼすことがわかってきました。
EM技術の特徴は、土壌に散布すると土壌中の微生物を活性化、多様化させ、土壌の生態系を豊かにすることです。微生物が多様化すると生態系の上位に位置するミミズなども増殖し、土壌が豊かになります。その結果、植物が健全に育ち、病害虫の発生が抑制され、品質の高い作物の生産が可能となります。
農業におけるEM活用のメリット
土壌改良
EM・1を使用すると土壌中の微生物が活性化、多様化します。その結果土壌の生態系が豊かになり、ミミズなどの生物が増加します。EM・1と有機物の併用すると腐植が増加し、土壌が柔らかくなります。また、土壌の保水性、保肥力も改善されます。
連作障害対策
EM・1を使用すると、土壌の微生物相が多様化します。そのような土壌では病原菌のような特定の微生物の増殖を抑制することができ、連作障害の予防・改善をすることができます。
農作物の収量の増加
EM・1を使用すると、植物が健全に生育し、その結果、収量の増加、収穫時期の延長、収穫物の品質向上等が期待でき、収量の増加につながります。
塩害対策
EM・1と有機物を併用すると腐植が増大し、土壌の物理性、化学性が改善され、緩衝作用の高い土壌となります。その結果、塩類の被害を抑制することができます。
付加価値の高い農産物の生産
近年の野菜は50年前の野菜に比べて栄養価が低下していると言われています。EMで栽培された野菜は栄養価や糖度が高く、味がよくなります。また日持ちがよいという特徴があります。
その他のメリット
労働環境の改善
EM・1は天然の材料で製造されており、人にも環境にも害のない安心安全な製品です。そのため、EM散布するときもゴーグルやマスク、防護服を着る必要はありません。また、EMは地下水や河川を汚染することもありません。
環境負荷の低減
EMは天然由来の材料で製造されており、使用後は容易に分解されるため、地下水などを汚染せず、環境へ負荷の低い製品となっています。それどころかEMには土壌や水を浄化する作用があり、地下水や河川の浄化します。