DNDにて比嘉教授の連載第219回イタリアで出版された「農業におけるEM」が公開されました。
今回はイタリアで出版された「農業におけるEM(原題:Microrganismi Effettivi(EM) in agricoltura) Vannni Ficola著」の紹介と、書籍に比嘉教授が寄稿した内容を紹介しています。
内容を以下にご紹介いたします。
EMによる農業の天職化
はじめに
競争原理に立脚した農業は、化学肥料と農薬と大型機械の活用で、人類の食糧生産の問題は解決したという判断も一つの答えである。一方、化学肥料や農薬等による生態系の破壊はもとより、大型機械による表土の流亡や土壌生態系の破壊は次第に深刻になり、水系の汚染や塩類集積による砂漠化や農地の荒廃等、解決困難な多様な問題を生み出している。
有機農業は、それらの諸問題の対策として重要であるが、この効率の悪さを根本から解決しない限り、真の解決策にはなることは不可能である。今や、EMは世界中で使われるようになり、従来の有機農業の限界を突破し、あらゆる環境汚染対策や生態系の復活や保全にも活用されるようになってきた。
イタリアでもこのような革新的な本が出版されるようになり、大変に喜ばしいことであり、農業生産を通して新しい国造りが始まった歴史的壮挙である。
さらに、以下のような内容となっています。
i.なぜEMという名前がついたのか
ii.EMの小史
iii.人間の理から自然の理へ
iv.EMで農業を行う人の心得
全文は下記リンクよりご覧ください。