今回は、ペルーにおけるEM技術の導入と、それがもたらした農村部での驚くべき変革についての記事をご紹介します。
ペルーでは、石油価格の高騰に伴う化学肥料・農薬価格の急騰(3倍以上)により、多くの小規模農家が営農困難に陥り、都市部へと流出。その結果、リマ市を中心に大規模なスラムが形成されるなど、危機的な事態が発生していました。
この危機に対し、ペルー政府は農業省内に貧困農家自立支援事業団を設立。その取り組みの中で、EMを活用した資源循環型の有機農業が導入され、驚くべき成果を上げることとなります。
記事では、ワラス市周辺のモデル地区での実践例が紹介されています。そこでは、化学肥料や農薬を使用していた時期以上の収量と品質を達成。さらに、農家の経済的負担が大幅に軽減されただけでなく、EMの健康面での活用により医療費も劇的に低下。その結果、都市部へ流出していた人々が農村に戻り始めるという、驚くべき社会変革がもたらされました。
2008年時点で40万世帯にまで普及が進んだこの取り組みは、貧困問題、環境問題、そして健康問題の同時解決という、持続可能な社会システムのモデルケースとして注目されています。
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2025年2月4日 更新