今回は、DND連載第21回「食と健康、環境を守る農業の未来像」をご紹介します。
2010年に執筆されたこのコラムでは高齢化や農地の減少、農政、農協の構造的な問題、化学肥料への依存による健康や環境へのリスクなど日本の農業が抱える根深い問題を鋭く指摘しています。
そして2025年現在、それらの問題はますます深刻化し、気候変動や米価高騰といった形で顕在化し我々の生活に直接影響を与え始めています。
比嘉教授は、こうした問題の根源を見据え、「農のあるべき姿」を次のように語っています。
「農の本質とは安全で機能性の高い食を適正な価格で過不足なく供給すると同時に、農業の生産過程を通し積極的に環境を保全し、自然資源を育み、人々の健康を守ることにある。同時に、その対価は経済行為として評価されなければならない」
政府も、教授の提言のように方向を転換し2015年に農協改革を行い、2024年には「食料・農業・農村基本法」が改正され、「環境との調和」や「食料安全保障の強化」が明記されました。
「第32条:国は、農業生産活動における環境への負荷の低減を図るため、農業の自然循環機能の維持増進に配慮しつつ、農薬及び肥料の適正な使用の確保、家畜排せつ物等の有効利用による地力の増進、環境への負荷の低減に資する技術を活用した生産方式の導入の促進その他必要な施策を講ずるものとする。」 食料・農業・農村基本法 抜粋
比嘉教授は一貫してこの視点に立ち、問題の根源とEM技術による根本的解決手段を提示してきました。
このコラムでは、農業を取り巻くさまざまな課題にどう向き合い、EM技術がどのように解決のために活用できるのか、また持続可能な農業を実現するための必要な取り組みなどを教授の視点から詳しく解説しています。
非常に示唆に富む内容となっていますので、ぜひご覧ください。
本文は以下リンクよりご覧ください。
2025年9月25日 更新