DR.HIGA'S COLUMN - 比嘉教授コラム

中南米のEM普及拠点となったアース大学

現在、中南米の多くの国でEM技術が普及していますが、その背景にはコスタリカのアース大学が果たした重要な役割があります。アース大学は、持続可能な農業と環境保全を重視する教育機関であり、EM技術を導入したことで、中南米の多くの国に普及するきっかけを作りました。

1990年代当時、中南米の農業は化学肥料依存による土壌劣化や肥料価格に上昇による貧困が深刻化していました。
こうした貧困は都市部のスラムや違法栽培の増加を招くなど、社会不安や犯罪へともつながる大きな社会問題の一因ともなっていました。

アース大学の卒業生が中南米各国で広めていったEM技術は、環境問題や貧困問題を同時に解決し、社会を変革する『平和のツール』として役立てられています。
このコラムでは、中南米屈指の国際農業大学であるアース大学が、EM技術を導入し、有機農業を推進することで地域の発展に貢献してきた経緯を紹介しています。バナナ栽培の成功をはじめ、卒業生による各国でのEM普及活動など、アース大学が果たしてきた重要な役割を詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

 

「そのポイントはシステム的に有意な人材を育成し、自国はもとより中南米の一次産業と環境と貧困問題の解決となっており、アース大学はその象徴的な存在となりつつあります。」 DND第6回 「中南米のEM普及拠点となったアース大学」平成21年

本文は以下リンクよりご覧ください。

DNDi 比嘉照夫教授の緊急提言 甦れ!食と健康と地球環境 第6回 中南米のEM普及拠点となったアース大学

https://dndi.jp/19-higa/higa_6.php

2025年4月7日 更新