今回はDNDで連載が開始された2009年の第一回のコラムを紹介します。ここで示された提言は、当時の経済危機への対応策を超えて現代社会が直面する複合的な課題に対する本質的な解決の方向性を示すものであり、今もなお重要な意味を持ち続けています。
【2009年DNDで連載開始】
2009年、世界が100年に一度と呼ばれた金融危機(リーマンショック)の影響に揺れる中、比嘉教授はDNDi(大学発ベンチャー起業支援サイト)で連載を開始しました。これは、EMを大学発ベンチャーの成功例として評価したDND出口俊一氏からの要請によるものでした。
【経済危機を変革の機会に】
比嘉教授は、この世界同時不況を単なる経済危機としてではなく、人類の生き方を変革する機会として捉え、次のように述べています。
「今回のメガトン級の世界同時不況は世の中の構造を明確にあぶり出してくれました。すなわち何もかも数値化し(データ化)し競争して最終的にお金で勝敗を決する社会と、思いやりやいたわり、公徳心、モラル、ボランティア等々のような定量的に数値化できずお金では評価が困難な共存の社会で世の中が成り立っているということです。
私はかねがね、後者の共存のレベルが高い社会を幸福度の高い社会と定義してきました。その根底は貨幣経済に支配されない「自立的な足るを知る生き方」でもあります。 (DND第1回大変革のスタート 平成21年)」
この中で比嘉教授は、「幸福度の高い社会」の実現には、自己責任を原則とした「病気にならない」「物を大切に使う」「自給自足的な生き方」「善循環的な生活」が重要だと説きます。そして、それらの実現にEMが大きな役割を果たすと提言しています。
この提言の具体的な内容と、EMがどのように持続可能な社会の実現に貢献するのか、ぜひ下記リンク先のコラムをご覧ください。
本文は以下リンクよりご覧ください。
2025年2月4日 更新