EM CASE STUDY - 事例集

プールの水はどこへ?環境に優しいプール清掃

沖縄県の小学校でプール清掃を通した環境学習が行われました。EMを活用することで汚れがおちやすくなり、ヘドロや臭いの軽減など、人と地球に優しい取り組みにつながります。

EM×プール清掃×環境学習

日本各地の学校で、EMを活用したプール清掃が行われています。環境に配慮した方法で汚れが落ちやすくなり、実践的な授業として取り入れることで、持続可能な社会の構築に向けて生徒の水環境への意識を高めることにも繋がります。
沖縄県のある小学校では2022年からプール清掃を通した環境学習を取り入れています。

環境学習の流れ

座学・EM活性液づくり(10月~3月)
1限目の座学では、微生物とEMについて、その働き、私たちを取り巻く水環境について学びます。2限目では実際にこどもたちにEM活性液を作っていただきました。

座学中の様子

500ml/人のEM活性液をつくりました

EM活性液をプールの水の中に投入
約1か月後、発酵したEM活性液をプールの水の中に投入します。そのあとは、翌年プールシーズン前の清掃までおきます。 通常、プールを使っていない期間中、雨による空気中のごみや風でプールの中に入った葉や土が栄養分となり、ヘドロやアオコが発生することで翌年の掃除が大変になりますが、EMを投入しておくことで水の中で微生物がヘドロを発酵分解し、また藻の発生を抑制するのでよごれがつきにくくなります。清掃が簡単になるだけでなく、ヘドロから発生する臭いも軽減されます。

こどもたちの笑い声とともに、EM活性液が投入されました

EM活性液投入

投入後

プール清掃
翌年のプールシーズン前、夏の授業に向けていよいよプール清掃がはじまります。清掃中は、こどもたちの力で汚れがすいすい落とされていきました。水を抜いたプール内は通常よりもぬめりが少なく転ぶ心配も少ないです。
家庭からでる生活排水と同じように、清掃後に流れていくプールの水は下水処理場を通して最終的に河川や海に流れます。EMを清掃に使用することで流した水が河川の浄化源となります。
こどもたちは微生物の知識を学びながら、環境にやさしい清掃方法を学びました。

清掃前

清掃中

清掃後

●教育現場の声

令和4年度に初めて、EM菌の学習をしました。EM菌の良さを確認した後、自分達でEM活性液をつくりプールに投入しました。EM活性液の効果はどうなのか、ワクワクしながらプールの清掃をはじめたところ、これまでとは全く違いました。これまでは、汚れがこびりついて清掃にもかなり時間がかかっていたのですが、汚れが緑の固まりとなって一カ所に集まり水で流すだけできれいになり、デッキブラシで軽くこするだけで白くなっていきました。また、掃除の時はいつもツルツルして転びそうになっていたのですが、今回はそれがありませんでした。プールの汚れた水は流れていきますが、EM菌が入っているので安心です。子ども達の環境保全に対する意識も高くなってきています。

 

 
 
▽環境学習の様子を動画で視聴

 

 

▽問い合わせ先 
株式会社 EM研究機構
【所在地】 〒901-2311 沖縄県中頭郡北中城村喜舎場1478 EMウェルネス 暮らしの発酵リゾート内
【営業時間】平日9:00~17:00(年末年始・祝日を除きます)
【TEL】   098-935-0202
「プール清掃についてのお問い合わせ」とお伝えください。担当が対応させていただきます。

2024年5月2日 更新

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ゲンキ・アラワイ・プロジェクト

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