沖縄県で養蜂業を営んでいる新垣養蜂園は、ミツバチの病気やダニを予防するためEMを使用してミツバチの健康維持に活かしています。
沖縄県那覇市にある、創業1954年首里のはちみつ屋「新垣養蜂園」は、沖縄県産のものづくりに努め、人と自然が共存できる環境づくりに貢献しています。
養蜂業の先駆者である初代新垣盛弘さんは、もともと沖縄には健康食品がなかったため、はちみつの栄養のすばらしさに驚き、沖縄県産のはちみつを広めようと考え、養蜂を始めました。
新垣養蜂園は沖縄県産のはちみつ、プロポリス、ロイヤルゼリー、ミツロウ、花粉などの商品を生産しています。
また、環境活動にも熱心に取り組んでおり、県庁主催の「おきなわSDGsパートナー」に登録されています。
環境活動の一環として「首里ミツバチ・花いっぱいプロジェクト」を立ち上げました。ミツバチの巣箱を周辺のホテルや学校、お店に設置し、首里のまちを花とミツバチでいっぱいにしようという企画です。
(写真1)新垣養蜂園の代表とその家族
(写真2)おきなわSDGsパートナーの登録証交付式
さらに、農業の未来を守るため環境学習の活動を行い、ミツバチの重要性や飼育方法を指導しています。住宅街に発生した蜂の巣の駆除サービスも行っています。
最近、薬を使わないより自然な方法で病気やダニを予防するため、EM技術を試験的に導入しました。
EM・1を使い始めて1ヶ月後にミツバチから落ちたバロアダニの数を比較したところ、良い結果が得られました。EM・1を使用していない巣箱と比べ、2~3倍の数のダニが落ちていました。
この結果は、EMがミツバチの毛づくろいや衛生行動を促す結果ダニを除去できるということを示しています。
(左写真:EM散布なし)
(右写真:EM散布あり)
また、EMがミツバチの腸内細菌を整え、健康を保つことができると新垣さんは考えており、今後も試験継続する予定です。
EM・1を継続的に使うことによってミツバチの腸内細菌が増え、善玉菌が増えることによってミツバチの健康維持につながると考えられています。
現在、EMの使用試験をさらに進めています。
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養蜂業にかける新垣家の情熱について書かれた記事です。
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(2022年 1月)
2022年1月27日 更新