EM CASE STUDY - 事例集

サステナブルで安心、安全な畜産を目指して

EM技術を養豚や豚糞堆肥に活用することで、臭いやハエの発生が軽減されました。沖縄北斗はこれからも、EM技術を活用し「安全・安心」をテーマに技術と意識の向上に注力し、地域社会に貢献していくでしょう。

概要

沖縄北斗は沖縄県北部に位置し、アグー豚と呼ばれる沖縄固有の在来豚を育てています。また、豚糞から作られた堆肥も生産しています。「地域と共存し、安全安心な生産物を安定的に消費者に提供する」という彼らの経営理念を実現するため、2020年からEM技術の活用を開始しました。
大城代表取締役社長は、農場環境の改善や新しいブランドの立ち上げを視野に、まず従業員がEM技術についてよく理解してからEM技術を段階的に導入しました。
初めは、堆肥づくりにEMを取り入れることから始まりました。
EMの堆肥づくりへの素晴らしい効果を実感し、養豚にもEMを活用し始めました。

EMの活用

堆肥:毎日排出される豚糞に、水で希釈したEM活性液を噴霧。
その後、堆肥製造レーンに移されます。(左写真参照)
月に2回、堆肥レーン全体にEM活性液を散布しています。

養豚:豚舎の飲料水にEM活性液を加えています。

堆肥レーン:EM堆肥(左)、従来の堆肥(右)

アンモニア値の測定

EM活性液が入ったコンテナを飲料水のパイプに繋げた様子。水は自動的に流れます。

結果と効果

従来の堆肥と比べ、EM堆肥は悪臭がほとんどなくなっていました。堆肥レーンとコンテナ内のEM堆肥のアンモニア値を測定したところ、アンモニアは検知されませんでした。豚舎では臭いが軽減されただけでなく、ハエの発生が大幅に減少しました。沖縄北斗ではこれからもEM技術を活用し、臭いの変化、豚の死亡率、肉の品質などの研究を続けていくでしょう。また地域の特産品であるパイナップルを使って、有機廃棄物のリサイクルにも積極的に取り組んでいく予定です。

アグー豚の赤ちゃん

上空からの農場

沖縄アグー豚「パイとん」

豚舎

上空からの農場

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詳細につきましては、有限会社沖縄北斗までお問い合わせ下さい。

会社名:農業生産法人 有限会社沖縄北斗
住所:〒905-1204 沖縄県国頭郡東村字平良971番地の2
TEL:0980-43-2054
FAX:0980-43-2474
WEB:https://okinawahokuto.co.jp/
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(この記事は2021年6月の情報に基づくものです。)

2021年6月14日 更新

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ゲンキ・アラワイ・プロジェクト

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