2014年以降、マレーシア・サバ州では毎年、中等学校向けの農業コンテストが開催されています。 生徒たちは、約半年かけてEM技術を使用した持続可能かつ創造的な方法で農業を行い、他の参加校と競合します。
“To Earth With Love” はマレーシア・サバ州を拠点に、教育現場や地域でのEM活用を積極的に推進しているNGO団体です。
彼らが主体となって成功したプロジェクト“Sustainable Gardening Competition(持続可能な農業コンテスト)”には2014年開始以降、年々多くの生徒が参加しています。
この農業コンテストでは、生徒たちが割り当てられた区画で植物、野菜、花をいかに持続的・創造的に栽培できたかを競います。出場者の生徒は課外活動として農業を行い、その指導にあたる教員たちは事前に“To Earth With Love”の研修を受けています。
プロジェクトの実行にあたり、EMROの現地法人であるEMROマレーシア、NGO団体“To Earth With Love”、 地方自治体が協力し、支援金やEM製品の提供を行っています。
コンテスト参加校のポスター
生徒たちが育てた野菜の展示ブース
受賞トロフィー
年に一度開催される農業コンテストは、約半年かけて生徒たちによる区画から収穫までの農業工程が行われたのち、有機農家ら審査団による視察で評価されます。審査団視察の際には、どのような農業を行ったか、また、病害虫の対策方法などについて生徒自身で説明します。
農場視察に訪れる審査団
最優秀農業賞を受賞した農場
最優秀指導者賞を受賞した農場
2018年の農業コンテストには11の学校、教員22名、生徒110名、審査員9名、そしてNGO団体“To Earth With Love”のメンバー10名が参加し、4月から10月までの約半年間で農業プログラムが行われました。
この農業コンテストを締めくくる授賞式では、生徒たちが自身の行った農業について発表し、最優秀農業賞、最優秀指導者賞など様々な賞が授与されます。会場には、彼らが丹精込めて育てた野菜や花が飾られた、展示ブースが用意されています。
コンテスト受賞校
発表を行う生徒たち
“To Earth With Love”のメンバーと、EMROマレーシア代表
“To Earth With Love”のメンバー
主催者、“To Earth With Love”のメンバー、EMROマレーシア代表
生徒たちが育てた野菜の展示
農業コンテスト優勝校の指導にあたった教員には、タイ・サラブリ救世自然農法センターへの視察旅行の機会が設けられます。今後のより良い指導に繋げるため、ワークショップの参加などを通してEM技術の応用を学んでいます。
サラブリセンターでの研修
EMボカシづくりの様子
土づくりの様子
詳細につきましては、マレーシアのパートナーまでお問い合わせ下さい。
EMRO Malaysia Sdn. Bhd. (EMRO Office)
77 Jalan Sutera Tanjung 8/2,
Taman Sutera Utama 81300
Skudai Johor, Malaysia
Tel: +60-7-562-1195
email: enquiry@emromalaysia.my
website: http://emromsia.wixsite.com/emgreenlife
2019年2月18日 更新