マレーシアでは、住民のために健康的でバランスのとれた環境を作り出すことを基本とした EM 技術を応用したエコ シティ開発プロジェクトが開始されました。
タナ・ステラ開発会社は、ジョホール バル市に 487 ヘクタールのエリアを開発しました。このエリアでは、「エコ シティの住民から始まり、他のコミュニティや社会全体に広がる、廃棄物ゼロで環境に優しい生活環境」が実現します。
EM技術を応用したコンドミニアム「The Seeds」のモデル
タナ・ステラ開発会社は、EM研究機構を技術顧問として、ジョホールバル市の西側回廊地帯に487haのエリアを開発しました。
この地域は主にタマン・ステラとタマン・ステラ・ウタマという2つの地域に分けられ、住宅、学校、病院、商業施設が建設されています。
タナ・ステラ開発では、環境に配慮した都市とするため、「5R」原則を掲げ、グリーン・ビジョン、すなわち「タナ・ステラの住民から始まり、私たちのコミュニティ、そして社会全体へと拡大する、廃棄物ゼロのグリーンな生活環境を創造する」というコンセプトを掲げています。5Rとは、Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)、Rethink(再考)、Responsible(責任ある行動)の5つの頭文字をとったものです。」
「Reduce」とは、食品廃棄物を減らし、化学肥料や農薬などの使用を減らすこと。
「Reuse」とは、既存の技術や材料を再利用すること。
「Recycle」とは、廃棄物を有用な材料に再利用すること。
「Rethink」とは、私たちの消費行動や古い習慣を見直すことで、よりグリーンな特徴をデザインに取り入れること。
「Responsible」とは、地域社会の責任ある一員となり、私たちだけでなく子供たちの健康と環境を守ることを意味します。
2009年、ジョホール州政府はEM技術の使用をタナ・ステラ開発に導入し、エコ・シティの設計にEM技術を使用することを決定しました。
比嘉教授も視察に訪れ、アドバイスを行った。
EM技術で処理された池
学校内、酸化池へのEM活性液の投入
排水はまず酸化池に流され、自然に沈殿します。
所定の基準値以下になった水は河川に放流されます。エコシステムの浄化能力を維持するため、EMやEM泥だんごの定期的な投入も予定されています。
ステラモールのトイレ清掃をするスタッフ
ステラモールでは、漂白剤や殺菌剤の使用を可能な限り減らす努力をしています。
EMの使用により、腐敗菌や病原菌の増殖を抑え、有益な微生物を維持しています。
ステラモールでの清掃もEMを使用しています。
EMを使用したステラモールのトイレ清掃
学校の酸化池へ活用している様子
ステラモールの近くに粉砕機とコンポストシステムを設置
一般家庭や公共施設から排出される生ゴミをEM技術でリサイクルし、有機肥料として畑や植栽に利用しています。
古新聞やペットボトルのリサイクルも行っています。
EMだんご作りのワークショップ
EM建材で建設されたコンドミニアム
2011年のシーズプロジェクト
2013年のシーズプロジェクト
2014年のシーズプロジェクト
建設資材にEMを添加
工事中のあらゆる場所にEMを散布
EM技術を応用して建設された学校
学校の酸化池
EMで処理された酸化池は定期的に分析される
表彰を受けるタナ・ステラ開発会社の副統括部長とスタッフ
エコシティづくりへの取り組みと試みが、州政府から高く評価されました。
タナ・ステラ開発会社は、ジョホール州政府主催の「グリーン・アワード・コンペティション2013」において、州環境意識向上キャンペーンおよびアース・アワー2013と連動した賞を受賞しました。
2017年2月2日 更新