ACTIVITIES - 活動報告

サステナブルプランニング

未来へつなぐ地域づくりと人材育成− 地域応援団おおとり会 沖縄県読谷村

EM研究機構は、微生物の力を活用した水質浄化・農業・畜産・ごみ処理など多岐にわたる分野で技術研究・開発を行っています。その専門知見をもとに「地域応援団おおとり会」と連携し、河川浄化活動や環境学習の技術支援とアドバイスを行っています。協働関係を通じて、地域の人々が自ら環境改善に取り組む意識を育み、微生物の力への理解を深めることで、次世代へとつながる持続可能な社会づくりを推進します。

地域愛から生まれた持続可能なまちづくりの取り組み

(左)喜友名秀樹 地域応援団おおとり会代表  鶴亀堂ぜんざい代表 読谷村横田自治会会長 (右) 青山真己 おきなわEMギフト代表 人財育成コーディネーター

「地元、読谷村の魅力をワクワク元気に!」—この熱い思いを原動力に、さまざまな地域活動を企画してきた地域応援団おおとり会の代表・喜友名さん。自治体や住民、学校など、幅広い人々をつなぎながら、有志仲間の青山さんと共に2013年にNPO法人「地域振興応援団おおとり会」を設立し、2018年には任意団体「地域応援団おおとり会」へと形態を変更しました。「風土」と「食」と「人」をつなぐことをテーマに、地域づくりや人材育成に情熱を注いでいます。

微生物の力に魅せられて—EMとの運命的な出会い

2019年、書籍『地球蘇生プロジェクト「愛と微生物」のすべて』との出会いが、おおとり会の活動に新たな一章を開きました。EMの可能性に魅了され、翌年には自らEM技術の「伝え手」となり、『おきなわEMギフト』を設立。微生物の力を活用した「蘇生型プロジェクト」へと活動の幅を広げました。

地域の手でよみがえらせよう!「EM団子で比謝川浄化大作戦」

地域の小川でEM団子の効果を目の当たりにした喜友名さんたち。「私たちが汚してしまった川は、私たち自身の手で蘇らせよう」—この決意と、ハワイの「元気アラワイプロジェクト」から得たインスピレーションが、2021年「EM団子で比謝川浄化大作戦」の誕生につながりました。

以来、毎年活動を続け、2024年までに約50の団体と協力し、累計24,000個近くのEM団子を比謝川に投入。参加した子どもたちからは「比謝川、きれいになったかな?」と自発的に観察する姿も見られ、環境意識の芽生えを実感しています。

15の国、24の団体—世界とつながる環境浄化の輪

2024年8月8日、「世界EM団子の日」15周年を記念したワールドフェスティバルを開催。ハワイの「元気アラワイプロジェクト」と協力し、世界15か国・24団体がオンラインで集結。国境を越えてEMによる水環境浄化の取り組みを共有し、参加者からは「世界中の仲間と想いを分かち合えて感動した」という声が多く寄せられました。

世界EM団子の日 ワールドフェスティバル 2024

未来への展望—発酵のチカラで広がる可能性

おおとり会は今後、「EMユニバーサルビレッジ・おきなわ」構想を掲げ、沖縄全域に活動を拡大。EM技術の「伝え手」を育成するための子どもから大人まで学べるカリキュラムを開発中です。行政や地域の方々と手を取り合い、実践を重ねる仲間の輪を広げていきたいと、未来への熱い思いを語っています。

 

地域応援団おおとり会の活動についての詳細は下記SNSをご覧ください。

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2025.2.5 更新