EM HISTORY EMの歴史

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農薬・化学肥料から微生物の可能性へ

EMの開発について

EMは比嘉照夫琉球大名誉教授によって1980年に開発され、以来現在にいたるまで、世界中で多くの国で活用されてきました。

比嘉照夫名誉教授がEMの着想を得たのは1968年頃。当時、九州大学でミカンの研究に携わり、ホルモン、微量要素、有機肥料、微生物など、ミカンの品質に良いと思われるあらゆる資材を研究し、その過程で、微生物の可能性というものを強く認識するようになります。

微生物の活用にも興味を持つ一方、子供の頃から農業に携わり、農業は手間がかかり重労働だということを知っていた比嘉教授は、同時に化学肥料や農薬も使用していました。それが体調の悪化をきっかけに化学物質に頼りすぎる農業のあり方を考え直し、サイドワークだった微生物の農業への有効利用に本腰を入れるようになります。

比嘉教授が研究で扱っていた微生物は人間が口に入れても差し支えないようなものばかりだったので、日々の研究の終わりに同じバケツに入れて始末していたところ、偶然の発見に出会います。バケツの中身を付近の草むらにまいてみたところ、一週間後にその草むらだけがとても良く生長していたのです。そのときに、「微生物の組み合わせ」という発想が生まれ、多くのトライ・アンド・エラーを重ねながら、「このグループなら、作物がよく育ち、病気にもならない。収量も増えるし、味もよくなる」という微生物の複合体、EMが誕生したのです。

白鳥哲監督のドキュメンタリー映画「蘇生」では、比嘉照夫琉球大学名誉教授の半生と微生物の可能性がつづられています。2019年には「蘇生Ⅱ」が公開されました。EMを活用して放射能汚染対策に取り組む市民の姿が描かれています。

EM開発者 比嘉照夫

「農は国の基なるぞ」

名桜⼤学付属国際EM技術研究所所⻑。琉球⼤学名誉教授。アジア・太平洋⾃然農業ネットワーク会⻑、(公益財団法⼈)⾃然農法国際研究開 発センター評議員、NPO法⼈ 地球環境・共⽣ネットワーク会⻑、農林⽔産 省・国⼟交通省提唱「全国花のまちづくりコンクール」審査委員⻑。

沿革 - EM HISTORY

1980年
  • 比嘉照夫教授がEM(Effective Microorganisms)を開発。
  • EM技術の普及開始。
1993年
  • 比嘉照夫教授 著 「地球を救う大変革」 出版。
1994年
  • EM研究機構 設立
  • EM・X 誕生
  • 第10回IFOAM(国際有機農業運動連盟)国際科学会議(ニュージーランド)
1995年
  • 株式会社イーエムネット総合設立(現:株式会社EM生活)
  • EMRO CHINA社(中国現地法人)設立
  • ブータン王国農業省と支援協定を締結
1996年
  • 第11回IFOAM(国際有機農業運動連盟)国際科学会議(デンマーク)
1997年
  • EM技術がEARTH大学(コスタリカ)のカリキュラムに持続可能な農業として導入
1998年
  • APNAN(Asia Pacific Natural Agriculture Network)設立。東南アジアへの普及が本格始動。
  • 特定非営利活動法人 地球環境共生ネットワーク(通称U-net)設立。
  • 第12回IFOAM(国際有機農業運動連盟)国際科学会議(アルゼンチン)
2000年
  • EMRO USA社(アメリカ現地法人)設立
  • ブータンの農業研究評議会による学校農業プログラムがEM技術導入及び開始
2002年
  • EMRO GERMANY社(ドイツ現地法人)設立
  • 第14回IFOAM(国際有機農業運動連盟)有機世界大会(カナダ)
2005年
  • EMウェルネスセンター コスタビスタ沖縄 開業 (現:EMウェルネス暮らしの発酵 ライフスタイルリゾート)
2007年
  • EM・X GOLD 製造販売開始
2009年
  • EMRO ASIA社(タイ現地法人)設立
  • 8月8日 マレーシアにてEM団子100万個を海に投入。「世界EM団子の日」が制定される。
2012年
  • 比嘉照夫教授 著 「新・地球を救う大変革」 出版
  • EMRO MALAYSIA社(マレーシア現地法人)設立
  • EMRO Interamerica(アメリカ支店)設立
2016年
  • 第3回 ユニバーサルビレッジ国際会議が 名古屋大学で開催 人類が直面する環境汚染問題は EM技術を用いれば解決できると マサチューセッツエ科大学(MIT)の 正木一郎教授が提案
2017年
  • EMグループ中期方針 「EMを活用したユニバーサルビレッジ(UV)の 国際的モデルの構築と横展開」がスタート
  • 比嘉照夫教授 著 「愛と微生物のすべて 新量子力学入門」 出版
2019年
  • 比嘉照夫教授 著 「日本の真髄 量子力学から見た天壌無窮の真実」 出版
2020年
  • EM研究機構が内閣府から 「地域再生推進法人」と認定される
2021年
  • 北中城村が推進する 「農を活かした健康・福祉の里づくり」 に向けた第一段階整備事業者として EM 研究機構が選定される 北中城村EMユニバーサルビレッジ プロジェクト始動
2025年
  • 第一段階整備事業 ビオサイクルセンター 本格運用開始