EM活用事例

EMドライクリーニング

秋田県, 日本
国名:
日本
カテゴリー:
衛生管理
タグ:
低コスト
EMドライクリーニング

「よりキレイに」を極めるあまり、心身がボロボロに

田中さんが家業を継いだ頃は、大型のクリーニング店が台頭してどんどんチェーン店が増え、個人経営店には厳しくなっていた時期でした。苦労しながらも「大型店にはできないサービスをやろう」と工夫を重ね、「よりキレイに、よりお手頃価格で、環境にやさしく」というモットーを決めました。平成10年には、念願の新規店舗を立ちあげ、意気込みを新たに「よりキレイに」を追求しました。

頑固な汚れも落とせる強力な化学合成洗剤を探し当て、何種類もの洗剤を組み合わせて使用しました。部分汚れは素手で洗剤を触って作業しました。汚れは抜群に取れ、お客様にも好評、順調に走り出した!と思ったのも束の間、みるみる田中さんの手が荒れはじめ、新規店を開店して一ヶ月を過ぎた頃には骨が見えそうなほど指先が深く割れ、ボロボロになってしまいました。 病院でもらった薬をつけても治らず、スプーンすら持てない酷い症状と痛み。次第に食事も喉を通らなくなり、肉体的にも精神的にも深く落ち込んで追い詰められました。「もうこの家業を続けられないのではないか…」と悩みつつも、田中さんは打開策がないかと本を読みあさりました。

その中に、「シャボン玉石けん」の故森田前社長の著書「シャボン玉読本」がありました。当時、石鹸について書かれた本はほとんどなく、「シャボン玉読本」で初めて化学合成洗剤の怖さと石鹸の良さについてに触れた田中さんは、ふと、数年前から倉庫で眠っている「石鹸」のことを思い出しました。

石鹸に興味すらなかった頃の出会い

遡ること4年前。ボーイスカウトのキャンプの引率をした時のこと、事務局から「今回の久住高原でのキャンプでは化学合成洗剤の使用を禁止します」という通達とともに、大量の粉石鹸が送られて来ました。それは久住高原のキャンプ地が普段は牛の放牧地であり、化学合成洗剤を使うと牧草が枯れ、牛が生きられなくなるという理由からでした。 当時は化学合成洗剤の危険性を認識しておらず、「石鹸なんかでしっかり汚れが落とせるのか?子どもの健康や命を守ることを考えたら不安だ」と思い、食器の上にラップを張って捨て、洗い物を極力減らしました。その結果、未使用の粉石鹸がたくさん残りました。 それが今も自宅の倉庫に眠っていることを思い出し調べてみると、なんと、あの時の粉石鹸は、シャボン玉石けんだったのです。

不思議な巡り合わせに、田中さんは衝撃を受けました。そして粉石鹸を取り出し、使い始めると、ぱっくり割れていた程の手荒れが、見る見るうちに治ったばかりか皮膚もつるつるに、健康になっていきました。 「なんだこれ!石鹸ってこんなにすごいの?!」一時は廃業すら考えたほどの状態から、たちまち回復した驚きと感動。田中さんは、矢も楯もたまらず、森田前社長への面会を求めてはるばる福岡までシャボン玉石けんの本社を訪ね、キレイになった手を見せこれまでの経緯と感動を伝えました。「突然の訪問にも関わらず、温かく対応して下さった森田前社長の『やっとそこに気が付きましたか』という言葉が心に残っています」。 化学合成洗剤の怖さと、石鹸の良さを身をもって体験した田中さん。これをきっかけに工場の化学合成洗剤を全て捨て、石鹸だけでのクリーニングをしていこうと決意しました。

 

軟水機のおかげで

田中さんと石鹸の出会いにとって、運命的なことはもう一つありました。

研究熱心な田中さんは汚れ落ちを研究する中で、クリーニングに最適な水は硬度0の軟水だと気づき、石鹸と出会う以前に軟水を造る「軟水機」を導入していました。「自分が幸運だったのは、石鹸と相性のいい水をクリーニング工場ですでに使っていたこと。初めて石鹸を使った時にもしこのことがなければ、泡立たないし、石鹸本来の洗浄力も発揮できなくて、やはり石鹸はクリーニングには使えない…と放りだしていたかもしれません」。

EMとの相乗効果にまたびっくり!

田中さんが石鹸を使い始めてから8年後、森本元会長のセミナーに出席しました。 そこで、比嘉教授に会い、初めてEMについて知り、EMを活用したクリーニングがあることを学びました 彼は彼の工場に戻った後、さっそくEMを石鹸に加え、EMと石鹸の組み合わせは最高だということに気が付きました。EMを混ぜた石鹸は洗浄力が向上し、環境にやさしい製品となったのです。彼は自分の研究を継続し、よりクリーンで、安く、環境にやさしいというモットーを実践したクリーニングを目指しています。
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